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西久保観音堂のカヤの木

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1000年の長きにわたって宮寺地域を見守ってきた西久保観音堂のカヤの木。

根回りは4.5メートル、高さ約23メートル、枝張り25メートルにおよび、今なお元気に実をつける大きな雌木(めぎ)です。

伝説によると、奈良時代宝亀年間(西暦770~781年の間)に京都 清水寺の開祖でもある沙弥延鎮(しゃみえんちん)が植えたとされています。

入間市内一の古木で、現在は入間市の指定天然記念物となっています。

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カヤの木の花言葉は『努力』

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カヤの雌木はその枝に花を、そして実を付けます。

そんなカヤの木の花言葉は、『努力』

栢の木まつりでは、そんな花言葉になぞらえて土絵の具で「努力したいこと」を書き出し、栢の木に向けてその想いを書いた紙を供え、努力の成就を願います。

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カヤの木について

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イチイ科の常緑高木で、葉は扁平線状で厚みがあり、鋭くとがった形が特徴です。

カヤの木はその成長は極めて遅く、30cm伸びるのに3~4年の歳月を必要とするそうで、西久保観音堂のカヤの木の大きさを考えれば、その樹齢も納得です。

また、カヤの木は雄木と雌木が分かれ、雌木だけが付ける実は縄文時代から食用に用いられ、アクを抜いたものを炒って食べたり、飴や砂糖掛けのお菓子などが作られたりしていたそうです。また、お腹の虫くだしや漢方としても使われたほか、実から搾った油が食用、燈火用、理髪用などに用いられていました。

木材としてのカヤは碁盤・将棋盤の最高級品として最もよく知られています。

他にも、耐水性や加工のしやすさ、美しさから仏像などの彫刻や風呂桶、船舶などにも使われていたそうで、カヤの木は太古の昔から人とともにあった重要な樹木なのです。

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